不動産屋が教える本当はつらい大家さんの悲しい現状の実話です。不動産投資の波に載せられてしまった大家さんたちの悲しい現状を綴っていきます。

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欠陥建築物の話

照明の交換について建築家は考えない

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照明

 

建築士って建物の図面を書く人です。建物を立てるのは大工さんとか、その他の職人さんたち。そして、その職人さんたちを束ねてスムーズに工事が進むように仕事の流れを監督するのが、現場監督。

そして、出来た建物を管理するのが、大家さんなり不動産の管理会社ですが、この時点まで建物の使い方について考えられていないような場合もあります。

 



・かっこいい建物だけど、、、

建築士とお施主さんで盛り上がってしまって、建築予定の建物が、いつのまにかかっこいい建物になっている場合があります。そういった建物の設計に慣れている人なら良いですが、中にはお施主さんの希望で初めてそういった建物を設計するという人もいます。そういう人の設計した建物については注意しないと「かっこいい建物だけど、、、」ということになってしまいます。

歴史に残っているモダン建築を観ても中には「どうやって住むんだろう?」と考えざるを得ないような建物もあります。しかし、そういう建物は大金持ちに依頼されて作っているので、もし、住みづらかったらさっさと売って新しい家に住むのです。

普通の人はそうはいきません。かっこよくても住みづらい建物だったとしても、そのまま住み続けないといけないのです。デザイン優先になってしまうとそういうかなしい運命になることもあります。

 

・照明が交換できないビル

とあるビルの管理を任されて管理をしているのですが、そのビルはテナントに貸す部分と、大家さんの住宅が一緒になっています。大家さんは高齢の方ですべては建築士、現場監督、建築会社の営業にまかせて作ったビルですが、管理してみるといろんな不具合がありました。

確かにかっこ良い建物ですが、天井が高すぎて照明が普通に交換出来ないのです。眺めのはしごを使っても届かないし、はしごをかける足場の部分がちょうど階段になっていて、かなり危ないです。

さすがに、管理会社でそこまで特殊な状況の照明を交換出来ないので、結局、専門の業者に頼んで照明の交換をしてますが、その分値段が高くなります。

そこは、住居部分なので、かっこ良さよりももうちょっと住む人の目線で作って上げれば良いのにと思いました。

 

・まとめ

テナントビルにはかっこ良さが必要です。しかし、住居併設の場合はかっこ良さだけにとらわれないで、住み心地も考慮しないといけません。これはなかなか難しいことだと思います。

かっこ良さを追求すると住み心地が悪くなって、住むことが楽しくない家になってしまい、建物に愛着が持てなくなるかもしれません。住み心地まで考えた設計ができる人に頼みましょう。

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