最近は物件の供給過剰で場所によっては全然借りての付かない物件も増えてきていると思います。近くの物件なら定期的に様子を見に行ったり掃除をしに行ったりすれば良いですが、遠くにある物件の場合はなかなかそうもいきません。
たまに「不動産屋にまかせているから」という大家さんがいますが、ちゃんとした管理契約を結んでいるわけではない場合、不動産会社に法的に管理する責任はありません。家賃が高くて借り手がつかない物件は放っておかれがちです。
あまり放っておくと空き家になってどんどん建物が劣化していきますが、空き家を放っておくといろいろなリスクがあることも知っておいてください。
◆倒壊のおそれが出てくる
さすがに賃貸で貸し出す物件はなかなかこういった危険な建物はないですが、たま〜に大家さんがまったくメンテナンスにお金をかけていない物件があり、正直「大丈夫かな?」と思うような建物があることも事実です。
そのまま綺麗に倒れればいいですが、大きな建物は普通は周りに迷惑をかけながら倒れます。
例えば、隣の塀を壊したり、隣の家の外壁を傷つけたり、最悪の場合は近くにいる人を巻き込んだり。
倒れるまではいかなくてもタイルが剥がれたり、2階の壁が落ちたりして人に当たれば怪我をしますし、その責任は大家さんにありますので、ご注意ください。
◆ゴミを放置される
空き家を放っておくとゴミを放置されることがあります。なぜか人間の心理で汚れているところはきれいなところよりも汚しやすいという心理が働くため、一度ゴミを捨てられると、ゴミがゴミを呼んでどんどん汚くなっていきます。
そうなれば動物や虫が発生してさらに被害が増え、近所の人からクレームの嵐が。。。
◆放火の危険性
空き家を放っておくと放火の危険があります。さらに故意に放火するわけではなくても、不良のたまり場などになって火の不始末があると火事につながる可能性も。
火事になり周囲に燃え広がれば問題が大きくなり、最悪の場合はものすごい損害賠償があるかもしれません。
◆まとめ
空き家を放置しておくことは悪いことはあってもいいことは一つもありません。家賃を下げてとりあえず入居者を見つけるか、売るか、何か行動を起こさないと何かあってからではどうしようもありません。
自分で管理している場合は、こまめに掃除したりしてチェックしておきましょう。